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Go言語の変数の定義の仕方

こんにちは、takaです。

今回はGo言語における変数の定義の仕方を解説していきます。
ではいってみましょう。

Go言語の変数について

明示的な定義

Go言語では、変数を宣言する際には以下のように書きます:

var 変数名 データ型

または

var 変数名 = 初期値

上記の記法を「明示的な定義」と言います。

変数名とデータ型両方を明示的に指定して定義します。

以下はいくつかの例です:

var age int              // int型の変数ageを宣言
var name string = "John" // string型の変数nameを宣言し、初期値を与える
var score float64        // float64型の変数scoreを宣言

age = 30                 // 変数ageに値を代入
score = 85.5             // 変数scoreに値を代入

fmt.Println(name)        // "John" が出力される
fmt.Println(age)         // 30 が出力される
fmt.Println(score)       // 85.5 が出力される

暗黙的な定義

一方で以下のような定義を「暗黙的な定義」と言います。

型推論を利用し以下のように書きます。

変数名 := 初期値

変数名は任意の識別子を使用し、データ型はその変数が保持するデータの型を指定します。Go言語では、変数を宣言した際に必ず初期値を与える必要があります。

型推論を使った宣言は以下のようになります:

age := 30
name := "John"
score := 85.5

Go言語では、変数名の前に var キーワードを使って宣言するか、型推論を利用して := を使って宣言することができます。

Go言語での暗黙的な変数の定義の注意点

  1. 初期化された変数の型が変更されない: 変数が初期化された時点で、その変数の型は固定されます。後から別の型の値を代入することはできません。
  2. 初期値がnilの場合: 型推論によって変数が宣言され、初期値が nil の場合、変数は interface{} 型として推論されます。
  3. 関数の外での暗黙的な宣言: 関数の外で暗黙的な変数宣言(:= を使った宣言)はできません。
  4. 適切な初期値を与える: 変数は初期化時に値を必ず与える必要があります。適切な初期値を与えない場合、コンパイルエラーが発生します。

これらの注意点に留意して、暗黙的な変数宣言を行うことで、コードの簡潔さと可読性を向上させることができます。